歯の寿命?年をとってから歯が抜けてしまう問題について。
ゴールデンウィークで長期の休暇をいただき、帰省しています。久しぶりに祖父母の歯並びをしっかりと見たのですが、何本か歯が抜け落ちてしまっていました。
改めて、年をとったときにどれだけ自分の歯を残すことができるか、ということの重要性を認識しました。
年をとると、歯が弱ってしまって抜けてしまうことは、いくらか仕方がない部分もあるのだとは思います。でも、若いうちから気を遣ってケアをし続けることで、健康的な歯をできる限り残し続けることは可能であると考えています。
すべての歯が抜けてしまって、入れ歯で生活する、ということにならないように、歯に気を遣ってケアをことはとても大切です。
歯が抜けてしまう原因。
歯周病・虫歯
歯が抜けてしまう原因として多いのは、歯周病や虫歯などの口内の病気があります。歯周病は、歯ぐきが弱ってしまう原因となり、歯が抜け落ちてしまうことにつながります。
また、虫歯になってしまったときに、治療のために歯の神経を抜くこともあります。歯の神経を抜いてしまうと、歯が弱くなってしまって抜けやすくなってしまいます。
歯並び・噛み合わせ
歯並びや噛み合わせの悪さも、歯が抜け落ちてしまう原因となります。
歯並びや噛み合わせが良くないことで、歯に対して必要以上に無理な力がかかり続けてしまうことがあります。歯をくいしばっているときに、歯に掛かる力はけっこう大きいので、噛み合わせが合っていないと、歯に対して変に力がかかり続けてしまうことになります。
また、睡眠中などの無意識のうちに歯ぎしりをしてしまっている人もいます。歯ぎしりが強いと、歯や歯ぐきに負担をかけてしまっていることがあります。
噛みあわせの悪さや歯ぎしりが原因となり、歯が割れてしまったり、歯ぐきの下の方で弱ってしまうことがあります。
ストレス・食生活
ストレスや生活習慣の乱れも歯が抜けてしまう原因となります。若いうちからストレスを感じないような生活を心がけることが大切です。
また、日常的な食生活も歯の寿命に関係します。日ごろから良く噛んで食べることが重要です。
歯の寿命をできるだけ長くするために。
歯が抜けてしまう原因としては、上記のようなものがあります。
私が矯正の治療を考えた際の大きな理由のひとつは、年をとったときにできるだけ自分の歯を残しておきたい、ということがありました。
歯並びが悪いと、歯に食べかすが残りやすくなってしまったり、歯磨きがしづらくなってしまうので、歯周病や虫歯になりやすくなってしまいます。また、噛み合わせが悪いと歯にかかる負担が大きくなってしまいます。
歯の寿命をできるだけ長くするためには、まず歯並びを整えることが重要だと考えています。
そして、歯並びだけではなく、日ごろからの歯に対する意識を高く持って、普段のケアに時間をかけることが重要だと考えます。
日常的なケア
歯周病・虫歯の予防
歯周病の予防のためには、歯だけではなく歯と歯茎の間にもしっかりと歯ブラシの毛先をあててブラッシングすることを意識すると良いです。
虫歯・を予防するためには、フッ素やを配合した歯磨き粉・歯磨きジェルの活用が有効です。そして、食後にはできるだけこまめに歯磨きをすることが大切です。
また、自分でブラッシングするだけでは、すべての汚れが落とせているのか不安な人には電動歯ブラシがおすすめです。私も電動歯ブラシを愛用していますが、すみずみまで磨くことができ、とっても使いやすいです。
マウスピース
睡眠中に歯ぎしりをしてしまう癖がある人は、歯や歯ぐきに大きな負担をかけてしまっていることがあります。
歯ぎしりは癖やストレスが原因となり、無意識の間に起こってしまっていることなので、自分で治すのは難しいところがあります。歯ぎしりによる歯への負担を軽減する方法としては、マウスピースがあります。
マウスピースは歯医者さんで作ってもらうことが可能です。睡眠中にマウスピースを着用することで、歯ぎしりによる歯への負担を軽減することが可能です。