正しい舌の位置と、歯並びに与える影響について。
口を閉じてだまっているときに、舌をどの位置に置いておくのか?
これは舌によって歯にかかる力に関わってくるので、歯並びを保つ上ではとても重要なポイントとなります。
私は矯正装置をつけてからこの舌の位置を意識するようになりました。それまでは特に意識することもなく、無意識に舌で歯を裏から押してしまっていることもありました。
でも、実際には舌で歯を押すことは歯並びを保つ上ではNGな行為なんです。
ここでは、口を閉じた状態での正しい舌の位置について書いていきます。
正しい舌の位置。
まず、舌の位置ですが、口を閉じた状態で舌が上あごにぴったりとくっついている状態が正しい舌の位置だといわれています。
舌が歯を押してしまうと歯並びを悪くしてしまう原因になってしまうこともあるので、舌の先が前歯の裏側にあたらない位置に置いておくことが大切です。
無意識のうちに舌が歯を押してしまう力はそんなに強くないように思われるかもしれませんが、継続的に力がかかってしまうことで歯並びに影響を与えてしまうこともあるようです。
舌の位置と歯並びへの影響。
舌の位置が正しくないことで、舌が歯を押してしまったり、あごの発達を妨げてしまったりということが起こり、歯並びが悪くなる原因になるといわれています。
歯並びは生まれつきの遺伝もありますが、それだけではなく、生活習慣や癖が原因となり成長していくにつれて歯並びが変わっていくこともあります。
矯正治療においてもこの舌の位置は重要で、治療を受けて歯並びをきれいにしても、舌で歯を押してしまっていると、治療後に歯並びが再び乱れてしまうということも起こり得ます。
舌の位置は誰も教えてくれない。
私は矯正治療を始めてからこの舌の位置を意識し始めましたが、それまでは正しい舌の位置なんて意識したこともなかったので、全然知らないことでした。
矯正治療などの歯の治療を受ける機会があれば舌の位置を意識することもあるのだと思いますが、そうでもない限りなかなか誰も教えてくれないことだと思っています。
親がわざわざ子供に舌の位置まで教えることはなかなかないでしょうし、学校の教育の中でも教えられた記憶はありません。
口の中って外からはみえないので、他の人の舌の位置が普段どうなってるかもわからず、どれが正解なのかは自分ではわからないまま大人になったというひとも少なくはないと思っています。
とはいえ、舌の位置が正しいところにないと歯並びに悪い影響を与えてしまうこともあるので、本来は子供のうちから意識して正しい位置に置く癖をつけて置くことが理想だと思います。
「正しい舌の位置はここなんだよ」、ということも含めて、歯並びに悪い影響を与えてしまいそうなことに関しては、もし自分も子供を持つようになったら、自分の子供に対してはちゃんと教えて行ってあげたいなと思っています。