矯正治療中の海外旅行での注意や事前に準備をしておきたいこと。
2016/08/25
歯列矯正の治療中は、装置の調整のために毎月1回は歯医者さんに通う必要がありますが、それ以外にも急患の治療で歯医者さんに行くこともあります。
歯列矯正の治療で、歯に装置やワイヤーをつけて治療を行う場合には、装置が外れてしまったり、ワイヤーが飛び出してしまったりなどの事態が発生することがあります。そのような場合には、歯医者さんで処置をしてもらう必要があります。
ただ、海外旅行にいって日本を離れるなどの理由で、すぐに歯医者さんにいけないこともあるかと思います。
ここでは、海外旅行先で矯正装置に問題が起きてしまって焦らないために、海外旅行に行く際の注意と、事前に準備をしておきたいことを記載しておきます。
海外に行く直前には装置の調整はしない。
まず、海外に行く直前には、矯正装置の調整は行わない方が良いです。ワイヤーがおかしくなってしまったり、装置が取れてしまったりという緊急事態は装置の調整を行った後に発生することが多いです。
装置やワイヤーに異常が見られたときに、すぐに歯医者さんに行けないということがないように、海外旅行にいく直前の調整は避けた方が良いです。
調整の直後には、歯が動きやすくなるので、歯が動くときの痛みも感じやすくなります。せっかくの海外旅行で歯が痛くて何も食べられないということを避けるためにも、装置の調整は海外旅行に行く2週間前を目安に完了しておいた方が良いと思います。
治療の進め方によっては、歯医者さんで調整のスケジュールを考えられているため、調整の間隔が空いてしまうと、歯並びに対して良くない影響があることもあります。海外旅行の日程が決まった時点で、はやめに歯医者さんに相談をしておくことをおすすめします。
ワックスを用意しておく。
装置が取れてしまったり、ワイヤーがずれてしまうという事態は急に起こってしまうこともあります。
そのような事態に備えて、装置やワイヤーの表面をカバーするワックスを用意しておくことをおすすめします。
装置やワイヤーが取れてしまった場合にも、ワックスを使って固定することで応急処置になります。ワイヤーが口の中に刺さって痛い!という場合には、旅行を楽しむことができなくなってしまうので、ワックスで保護できるように準備をしておいてください。
そして、日本に帰ってきたらすぐに歯医者さんで診てもらうようにしましょう。
口内炎の薬を用意しておく。
矯正治療の中では、装置やワイヤーがすれることで口内炎ができやすくなります。
海外旅行中に口内炎ができてしまって、何も食べられないということにならないように、口内炎をケアするためのクスリを事前に用意しておきましょう。