裏側矯正のワイヤーが外れたときの対処法。
2020/11/08
私は歯の裏側(舌側)に矯正の装置をつけて、矯正の治療を続けています。
歯に矯正の装置をつけて、その装置にワイヤーを通して歯に力をかけて、歯並びを治して行っています。
一つ一つの矯正装置にワイヤーが通っていますが、たまにワイヤーがはずれてしまうことがあります。昨日もワイヤーが外れました。
ここでは、歯列矯正の治療中の矯正の装置やワイヤーが外れてしまった時の対処法について、ご紹介します。
ワイヤーがはずれてしまう。
矯正の装置は、歯医者さんで定期的に調整をしてもらっていますが、食事をしている時や、ハミガキをしている時に、装置やワイヤーが引っかかってしまって、ワイヤーがずれたり外れたりしてしまうことがあります。
ワイヤーが外れてしまうと、口の中や舌に刺さってしまうことがあり、とても痛いです。口の中が傷ついてしまったり、口内炎につながってしまうこともあります。
また、ワイヤーが外れてしまった歯については、ワイヤーによって歯に力をかけられなくなってしまうので、歯並びを整える治療自体が遅れてしまったり、そのま ま放置し続けてしまうと、歯並びが乱れてしまうことにもつながります。ワイヤーが外れた場合には、できるだけ早く処置をすることが大切です。
歯の写真。
今回のワイヤーが装置から外れてしまっている、私の歯の写真をご紹介します。
歯の写真があるので、閲覧注意です。
写真では見づらいところもありますが、丸をつけたところがワイヤーが装置から外れてしまっているところです。
装置からワイヤーが外れて、浮いてしまっています。
対処法。
①歯医者さんでの処置
ワイヤーが装置から外れてしまった時には、できるだけ早く歯医者さんに相談して、調整をしてもらうことが大切です。
矯正治療の契約の内容にもよりますが、ワイヤーが外れてしまったなどの緊急の場合には、無料ですぐに対応してくれます。
②ワックスでの応急処置。
すぐに歯医者さんに行けるのであれば、行って見てもらうのが理想ですが、仕事があってなかなか行けなかったり、すぐに歯医者さんの予約が取れないこともあると思います。
歯医者さんに行けない時の応急処置としては、矯正用の装置の表面をカバーするワックスを活用する方法があります。ワックスでワイヤーをカバーしておくことで、ワイヤーが口の中に刺さってしまうのを防ぐことができます。また、ワイヤーが変な方向に曲がってしまうことも予防できます。
ワックスは、ほとんどの矯正歯科であれば、無料でもらうことができます。歯医者さんによって考え方は異なるので、聞いてみてください。
歯医者さんでもらえるワックスは↓こんなイメージです。
これを手でちぎって、装置の表面につけます。
ワックスでの応急処置については、矯正歯科でもらえるもので対応ができるのですが、この矯正歯科で配っているワックスは取れやすいという問題点があります。食事をすると取れてしまったりするので、持続性という点では弱いです。食事の時にワックスが刺さってしまって痛みを感じることもありますので、取れてしまう とつらいと思います。
そこで、取れずらいという点で使いやすくておすすめのワックスはこちらです。
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このワックスは、つける前には柔らかくなって非常に柔軟につけることができますが、一度つけてしまえばなかなかとれません。
ハミガキをしても取れないほどに強くついてくれますので、食事の際にも安心です。粘着力は強いですが、べたべたとした感触でもないので、とても使いやすいです。
装置やワイヤーの痛みに悩んでいる人には是非一度試してもらいたいものです。私は初めて使ったときには、感動しました。
矯正の治療では、装置やワイヤーの痛みに悩まされることもあるかと思いますが、できるだけ工夫をして痛みが少ない方法で治療を進めていってほしいです。