裏側矯正中、食事中の苦労。
2016/11/30
私は裏側矯正中で、歯の舌側に矯正の装置をつけて治療を進めています。
歯の裏側に装置があるので、外からは目立たないというメリットはあるのですが、舌側に装置があるので食事の際に苦労することがあります。装置に食べ物がひっかかったり、はさまったり…
ここでは裏側矯正で食事中に苦労することについて、ご紹介します。
装置に食べ物がひかかって吐きそうになる。
まず、食事中に一番つらいなと思うのは、装置に食べ物がひっかかって飲み込めずに吐きそうになるということです。
どういう状態になるかというと、焼肉とかステーキを食べた際に大き目のお肉を口にいれて噛んでいると、装置のとがった部分に肉の繊維がひっかかってしまうことがあります。そして、そのままひっかかって取れない状態になると、飲み込もうと思っても飲み込めず、おえっとなることがあります。
そうなったら舌だけでは取れないこともあり、苦労することがあります。これは、肉などのような繊維質で装置に引っかかりやすいものを、がっつりと口の中に入れてしまったときにたまに起こります。
そうならないように気をつけているつもりなのですが、焼肉とかでは前歯で肉を噛み切れないときにはそのまま口の中に入れてしまって、装置に引っかかって飲み込めなくなってしまうこともあります。
これは地味にけっこう大変で、たまに外食のときに起こってしまうと気持ち悪くなってしまってつらいです。
食べ物が挟まって取れない。
そして、食べ物が装置にはさまってとれずに苦労することもあります。
これは、もやしやえのきや水菜のような繊維質の野菜でよく起こります。装置に挟まってしまって全然取れず、舌で取ろうとしてもがっつりとはさまってしまっているため取れないこともしばしばあります。
家で食事をしているときには、洗面所にいって取ることができるのですが、外食のときにはそのためだけにトイレに行くのも嫌ですし、何度も引っかかってしまうこともあるので、けっこう困ります。目立たない場所であれば、そのまま放置して食事を続けて、全部食べ終わった段階でトイレなどで取ることもできますが、どうしても挟まっているのが気になってしまって気持ち悪いときもあります。
これから鍋のシーズンが始まりますが、鍋にはけっこう繊維質の野菜が入っていたりするので苦労します。
舌に装置が刺さる。
装置が舌に刺さって痛いというのも、食事の際に苦労することです。これは特に矯正の治療を始めた当初によく悩んでいたことです。
矯正を始めた当初は、装置をつけた状態での食事にも慣れていないですし、舌も慣れていないので、装置があたることで舌が傷ついたり口内炎ができやすくなったりして、痛みがありました。
矯正装置に慣れてくると、舌が装置に当たることで口内炎ができるということは減ってきているのですが、それでも装置がとがってしまっていたり、ワイヤーが端っこから飛び出てきたりすると、舌に刺さってしまうこともあります。
装置に食べものが引っかかってしまったときに、それを取ろうとして舌を動かしているうちに、舌が傷ついてしまうということもたまにあります。
このように、裏側矯正の治療では装置が舌側についているということで、表側の矯正治療とは違う悩みもあるのではないかと思います。私は裏側矯正しか体験していないので表側矯正の食事中の苦労は分からない部分もありますが、裏側矯正では食べ物が挟まったり、舌に装置があたったりするというのが主に大変なポイントです。
この苦労については、矯正装置に慣れてくるにつれて苦痛は軽減されていきますので、装置をつけ始めたばかりで悩んでいる人は、慣れるまでしばらく頑張っていって欲しいと思います。