歯医者の型取りが苦痛…えずきや吐き気への対処法。
歯医者に行って虫歯の治療をした際など、歯の詰め物を作成するために、歯型取りが行われることがあります。
歯に粘土のようなピンクのものをはめて、歯型を取る治療が行われます。
この型取りの治療は苦手と感じている人は多いのではないでしょうか。私は嘔吐反応があって「おえっ」と、えずいてしまい、吐き気がするので苦痛でしかありません。
ここでは、何度か型取りの治療を受けている経験より、嘔吐反応によるえずきや吐き気を軽減させるための対処法をご紹介します。
歯型取りでえずく。
私は矯正治療中ですが、「歯並びの状態や噛み合わせを確認して、ワイヤーの位置を検討するため」ということで昨年2016年12月と先日2017年2月22日に歯型取りを行っています。
上の歯の型取りの苦痛。
昨年に型取りをした際には、特に上の歯の型取りの際に嘔吐反応があり、えずいてしまってとても苦しい思いをしました。
その時は、上手く歯型が取れないということがあり何度もやり直しがあり、とてもつらかったです。何度も「おえっ」と、えずいたこともあり、涙が出て来ていました。
上の歯の型取りをする時には、ピンク色の粘土のようなものが、のどの近くに触れることで、嘔吐反応が出てえずいてしまい、気持ち悪くなってしまいます。
下の歯の型取りをする場合には、上の歯よりは嘔吐反応はマシなのですが、舌の根元の部分に型取りの粘土のようなものがあたって気持ちわるいと感じます。
口の中に異物が入っているので、違和感を感じたり気持ちわるいと感じたりすることは避けられないと思うのですが、嘔吐反応が出続けるととても苦しい思いをしますので、少しでも軽減することができればと考えています。
嘔吐反応を軽減するために。
ここからは嘔吐反応を軽減させるための工夫をお伝えします。
医師には事前に伝える。
まず、嘔吐反応が心配な場合には、その旨を処置が始まる前に必ず医師に伝えましょう。
私は「以前に型取りの治療の中で気持ち悪くなったことがある」ということを伝えました。
歯型取りの治療では、気持ちわるいと感じる患者さんはとても多いと思いますので、医師も対応には慣れていると思います。何も言わなくても、基本的には気持ち悪くならないように対処をしてくれますが、ちゃんと事前に伝えておくことで丁寧に対処をしてくれるようになるので、安心することができます。
ワイヤーにひっかからないように。
特に矯正治療中には、装置やワイヤーをつけたままの状態で型取りを進めるので、歯型が固まった後に、歯からはがす際に歯型がワイヤーに引っかかってしまうことがあります。
私は去年の1回目の型取りの時に、このワイヤーが引っかかってしまうということが問題で、うまく型がとれずに何度も取り直しをしました。その時対応してくれた担当の方がもう少ししっかりとしてくれたら良かったのですが、ワイヤーにひっかかって苦しい想いをしました。
今年に2回目の型取りをした際には、事前に気分が悪くなることを伝えたおかげか、ワイヤーに歯型がひっかからないように、事前にワックスのようなものをつける処置をしてもらえました。
それのおかげで、歯から歯型を外す際の苦痛は軽減されたと感じています。
型取りの粘土のようなものを少なく。
型取りの際に気持ち悪くなって、えずいてしまう原因としては、歯型を取るための粘土のようなものがのどの付近にあたって、嘔吐反応が起こってしまうから、ということがあります。
歯型を取るための粘土の量が多くなってしまうと、その分気持ち悪いと感じてしまうので、できるだけ量を減らしてもらうことにより、苦痛を軽減することができます。
粘土の量が少なすぎるとうまく型が取れないので、ここの対応は担当の先生によって違うと思うのですが、私が2回目に治療を受けた時の担当の方は量を減らして対応してくれました。
奥歯の歯型取り用の粘土が行き渡りにくい部分には、歯型を装着する前にささっと指先で粘土を塗ってから歯型取りを進めてくれたので、奥の方まで粘土が迫ってくる苦しさを軽減することができていました。
椅子を起こしてもらう。
昨年の1度目の歯型取りの際に、上の歯の歯型取りをしようとしてえずいてしまったのですが、その時にイスを起こしてもらうことで苦痛を軽減することができました。
型取り中には、なかなか唾を飲み込めないので、寝た状態で歯型とりをしてしまうと、喉に唾がたまってしまって苦しい思いをします。
私は前回の経験からそれを学んでいたので、2回目の型取りの際には事前に「イスを起こしてお願いします」と伝えました。
起きた状態で型取りをすると、寝ている状態で進めるよりも苦痛は軽減されるように思います。
鼻から息をする。
これは歯型取りをはめられる前に歯医者さんからも「鼻で息をしてください」と言われると思いますが、鼻呼吸を意識することはとても大切です。
鼻で息をすることを意識すると、のど周辺の筋肉を動かさずに息ができるので、のどに粘土があたって気持ちわるい思いをするのを避けることができます。
また鼻呼吸を意識することで、のどに集中してしまいがちな意識が紛れるので、歯型が固まるまでの間の苦痛から気が紛れます。
他のことを考える。
歯型取りが嫌だ嫌だと考え続けていると、変に緊張してしまって、嗚咽反応が起こりやすくなってしまいます。
私は2ヶ月ほど前から、次回は型取りをしますと言われていたので、ずっと憂鬱に感じていて、当日にも緊張してしまい、心臓がドキドキとしていました。
緊張して身体が硬くなってしまうと、型取りの中でもうまく息ができなかったり、緊張からパニックに陥ってしまうこともあります。
型取りの苦痛のことばかりに意識を向けるのではなく、違うことを考えて意識を紛らわせることも大切です。
型取りの治療は苦手な人が多く、苦痛を感じることもあるかもしれませんが、終わってしまえばすっきりと解放感がありますので、頑張って乗り越えるようにしてください。