裏側矯正は、本当に見えないのか?
矯正治療を受ける障壁の理由のひとつとなるのが、歯の表面にあの金属の矯正装置をつけたくない、ということではないでしょうか。
歯並びはきれいにしたいけど、歯の表面に装置が目立ってしまうのは嫌だと考える人は少なくないと思います。私もそのように考えて、今は歯の舌側に矯正の装置をつけてワイヤーを通す「裏側矯正」での治療を進めています。
裏側矯正は装置が「見えない矯正」と言われていて、他人に矯正装置をつけていることがわからないように治療を進めることができるといわれています。
ここでは、実際に裏側矯正の治療を進めている中での体験をもとに、裏側矯正は見えない矯正といわれているけど、本当に見えないのか?ということを書いていきたいと思います。
裏側矯正は見えない。
まず、口を閉じて笑っている状態では、裏側矯正の装置が見えることはないです。裏側矯正の装置は歯の舌側につけ、ワイヤーも舌側に通します。
ですので、歯の表面側を見ているだけでは矯正をしているかどうかは、わからないようになっています。
これは実際に装置がついている状態の私の歯の写真ですが、外から見ているだけでは装置がついていることはわからないと思います。(右奥にゴムかけ用の装置がついているのは、少し見えてしまうかもしれませんが・・)
裏側矯正の装置が見えてしまう。
では、裏側矯正の装置は完全に他人から見えないのか?というと、完全に見えないということはなく、たまに見えてしまうこともあるのだと思っています。ただし、気をつけておくことで、装置が他人から見えないように生活をすることは可能だと思います。実際に私は、周囲の人に気付かれずに矯正治療を進めることができています。
裏側矯正の装置が見えてしまうのはどういうときかというと、口の中の歯の裏側まで見えてしまうようなシチュエーションです。具体的には、あくびをしたとき、大きな口をあけて笑ったとき、など口を大きく開けて中が外から見えてしまうような状況です。
よっぽど口を大きく開かないと見えないと思うのですが、気を付けないと見えてしまうこともあると思います。奥歯にある銀歯が見えてしまう、というのと同じような感じで、矯正装置が見えてしまうこともあるのだと思っています。ただし、銀歯よりも目立たないので、見えてしまったとしても矯正装置だとまではわからず、「あれ?なんかついてる?」ぐらいの感じになると思います。
私は周囲の人に矯正装置をつけていることは言っていないので、装置が見えないように細心の注意を払っています。あくびをするときにも口をおさえて外から口の中が見えないようになど、気をつかっています。
見えない矯正は可能。
ここまで矯正装置が見えることもある、ということを記載しましたが、気を付けていれば他人に見えることはありません。
実際に私は矯正装置を他人から指摘されたことは一度もありません。歯並びがきれいになったということで、矯正をした?(完了した?)ということで聞かれたことはあります。
また、私は矯正の治療を始めてから他人の口の中が気になって、目線が口元にいってしまうようになっているのですが、まだほかに裏側矯正の治療をしている人に出会ったことはありません。正確には、出会っているのかもしれないのですが、裏側矯正をしていることに気が付いたことはありません。