矯正治療で利用するワイヤーの種類や太さについて。
私は歯の裏側に装置をつけて治療を行う、裏側矯正の治療を受けています。
裏側矯正では、歯の1本1本の裏側に装置(ブラケット)をつけて、その装置にワイヤーを通して歯に力をかけることで歯を動かしていっています。そして、矯正治療のために装置に通すワイヤーですが、治療の段階によってワイヤーの種類や太さはさまざまなものがあります。
ここでは、私が受けている矯正治療で使われているワイヤーの種類について、実際の写真と合わせてご紹介します。
装置とワイヤーの関係。
まず、矯正治療で使われる「装置(ブラケット)」と「ワイヤー」の関係についてですが、装置は歯の表面に接着剤で固定されているもので、その装置に対してワイヤーが通されているという状態になっています。
写真で見たほうがわかりやすいと思うので、実際の私の裏側矯正の治療中の歯の写真を掲載します。
歯の写真があるので、閲覧注意です↓
これは上の歯についている装置とワイヤーの写真です。上の歯なので、鏡を使って撮影しています。歯の1本1本に装置がつけられていて、その装置に対してワイヤーが通っています。
下の歯の写真です。
矯正治療では、約1ヶ月に1回のペースで矯正歯科に通って装置やワイヤーの調整を行っていますが、この毎月の調整の際には主にワイヤーだけ取り替えるという処置を行っています。
装置の付け替えについては、そこまで頻繁に実施される処置ではなく、歯が大きく動いてきて装置の位置を変更する必要が出てきたときに、装置を外して付け直すという処置がされます。そのときにも、歯についているすべての装置を外すのではなく、特定の数本の歯の装置だけが付け替えられるという処置になっています。
この装置を外して付け替えるという処置ですが、歯についている接着剤を削り落としたり、新しい接着剤で装置を固定したりということが行われ、痛みを伴う処置になっています。私はこの処置が嫌いなので、矯正治療が終わったときにすべての装置を外すときは、とても大きな苦痛が伴うのではないかと不安に思っています。
ワイヤーの種類。
そして、歯についている矯正装置に通すワイヤーの種類ですが、治療の進捗度合いによって、硬さや太さが変わってきています。
私の治療の場合ですが、矯正開始当初の段階では、やわらかくて細いワイヤーが通されていました。
そのときの写真がこちらです。
矯正開始当初は、歯並びがかなり乱れていて、装置に通しているワイヤーもぐにゃぐにゃと曲げられた形状になっています。歯並びに合わせてワイヤーを通していくので、始めのうちは乱れてしまっている歯に合わせる必要があり、より柔らかくて弾力性のあるワイヤーを使っていたようです。
このときは、歯が大きく動いていたので、ワイヤーの柔軟性に合わせて歯並びが乱れてしまっていた時期もありました。特に治療開始初期のころは、ワイヤーによって歯にかかる力を調整していくのが難しいのだと感じました。
そして、最近になって全体的な歯並びが整ってきているのに伴って、ワイヤーの種類が変わり、より硬くて太いワイヤーが通されるようになっています。
ワイヤー自体に太さがでてきているので、角ばった形状のワイヤーになってきていて、歯にかかる力も強く、歯が動く痛みも大きくなっています。
ワイヤーの種類は、そのときの治療に合わせてより最適なものが選択されて使われているようです。治療の途中で、細いものから太いものに変更されることもあれば、太いものから細いものに変更されることもあり、歯の状態によって矯正歯科の先生が判断しています。
私の歯並びは、矯正開始当初は乱れてしまっていましたが、最近になって見た目的にはきれいになってきたこともあり、笑顔に自信が持てるようになっています。
引き続き、矯正の治療を頑張っていきます。