食事中に矯正装置に食べ物が挟まった時の対処法。
2016/10/15
歯列矯正の治療をしていると、歯に矯正装置とワイヤーがつけられますが、その装置やワイヤーに食べモノが挟まりやすくなってしまって、食事の際には苦労します。
特に会社の接待や、恋人とのデートの最中に食べ物が挟まってしまうと、食べ物を取り除くことに集中してしまって会話に集中できないといった事態も起こりえるので困ってしまいます。
ここでは、矯正治療中に装置に食べ物が挟まってしまった時の対処法をご紹介します。私は歯の裏側(舌側)に装置をつける裏側矯正治療をしていますが、裏側矯正は食べ物が挟まっていると舌にあたってしまうので、気持ち悪くて早く取り除きたくなってしまいます。
舌で取る。
まず、対処法のひとつめとしては頑張って舌で取るという方法があります。矯正装置に挟まりやすい食べ物としては、主に下記のような食べ物があります。
・肉のような繊維質の食べ物
・パスタやお米などの装置とワイヤーの間に挟まりやすいもの
・もやし、にら、えのきなどの野菜類
ひととおり食べ物を飲み込んだ後に、舌で矯正装置をなぞると何か挟まってしまっているのがわかると思います。そして、そのまま舌をつかってうまく食べ物を取ることができれば、一番良いです。
ただ、この時に気を付けておきたいのは、舌で装置に挟まってしまっている食べ物をとっている様子は、他人から見てもわかるということです。外から見ると、顔の形が縦に伸びてしまっていたり、唇がボコっと出てしまっていたりするので、舌で歯を触っているというのは気付かれてしまいます。
また、舌で食べ物をとることに集中しすぎると会話に集中できなくなってしまうこともあるので、注意が必要です。
手で取る。
次の手段としては、手で直接取るということがあります。
ただし、手で取っているのが一緒に食事をしている人に見られてしまうと、とても汚いとみられてしまいます。誰かと一緒に食事をしている場合には、口元を隠しながらであってもできるだけ手で取るという手段は避けた方がよいと思います。
洗面所に行く。
どうしても舌で取ったり、手で取るのが難しい場合には、洗面所にいって鏡の前で取るのが良いです。肉や野菜などの繊維質のものががっつりと挟まってしまっている場合には、洗面所で取るのにも苦労することもあるかと思います。
また、装置やワイヤーに挟まってしまっているものを無理やり引っ張って取ろうとすると、ワイヤーが外れてしまうこともあります。急いで取りたい気持ちもあるかもしれませんが、注意が必要です。
我慢する。
そして、どうしても取れない場合には自宅などで歯磨きができるようになるまで我慢するということがあります。
ここで気を付けなければならないのは、装置やワイヤーに食べ物が挟まった状態で放置してしまうと口臭につながってしまうという点です。挟まってしまった食べ物が取れない場合にも、その食べ物から臭いが出ていないか?については気を付けてください。